2024.11.08
スタイリスト平均の平均給料48万、法定有給取得率80%以上のbeleef。一番大切にされている会社の在り方とは?株式会社beleef代表 川浦文彦社長
美容室から始まり、まつエク、ネイルサロンと美容事業だけでなく保育事業、介護事業、飲食事業も運営されている株式会社beleef代表 川浦文彦社長。”beleef”についてインタビューさせていただきました。
beleefの在り方
ーーどうやって人の役に立つか、という川浦社長の考えがbeleef社内にも反映されていらっしゃいますよね。
川浦文彦社長(以下、川浦社長):こういうことしたいからこういうことを一緒にやろうよと言えば、どんどんやりたいことも仲間もやっぱり増えていく。そういのがいいかなと思っていて。
例えば店舗があれば、その地域に必要とされるロビー活動って絶対必要だと思うんですよ。守口市ってところに会社の事務所があるんですけど、駅前が開発されるってなると僕も呼ばれて毎月会議に出てるんです。子育て世代、若い世代がどうやったら街に入ってくるんだろうとか話してるんですよ。それは正直お金にはならないんですけど、でも美容室、保育園、飲食店をやっている僕が出席することって街には必要なことなんですよね。要は街にとって必要とされる会社を目指さないとダメだなっていうのは思っています。
ーーそういったスタンスを大事にされていらっしゃるんですね。
川浦社長:うちの会社で大事にしているのは在り方です。在り方でしかないです。在り方っていうのは倫理観。
僕は論理感より倫理観の方が大事と思っているので、幹部会議では倫理観の話しかしないです。例え儲からないとしても、絶対ニーズがあって、役に立てると思ったらやります。それが今の美容、飲食、保育、介護事業で。これは生まれてから最後まで人生を美容でプロデュースするという倫理観の中にハマっているのでやっています。
どんな人材でも受け入れる
ーー倫理観を大事にされていながら、美容師の給料を上げたいって当初の想いも実現されていますよね。
川浦社長:うちの会社ではスタイリストの給料は平均48万円。多分大阪ではかなり高いんですよ。アシスタントの時は平均ぐらいなんですけど、1年2年3年でスタイリストになれる3つのカリキュラムが選べるようになってます。
で、スタイリストになった後は、2年以内に100%指名売上100万を達成してるんですよ。指名売上が100万になると、お給料の総支給が35万になるんですよね。そうなると、例えば20歳で美容学校卒業してきて、22歳でスタイリストになり、指名売上100万になるのが大体24歳ぐらいになる。その時点で手取りで30万ぐらいを最低ラインとして設定してます。
それと幹部クラスの子は年収大体1000万ぐらい。20代でも店長で大体1000万ぐらいあるんで、美容師も夢あるよねっていう1つの目標には近づけられているのかなと思います。
ーーこういうお話は記事にしてしまっても…?笑
川浦社長:もちろんです。全然、全部オープンにしてますので。
ーー給料もそうですが、社員のために保育事業を始められたり社員を大切にされている印象です。
川浦社長:それこそうちの会社だとどんな人でも絶対にこぼすなって言ってるんですよ。僕らは社会の受け皿みたいな、勉強ができなくても何でもええと。仕事を通してじゃないと人間形成ってできないと思うんですよ。だからbeleefに入ってきてくれたら、「beleefなんやね」って感謝されるような、会社の在り方を大事にしています。人のお役に立つこと、それによってもちろんお給料ももらって。仕事って本来めちゃめちゃ楽しいと思うんですよ。
▼入社後カリキュラム
仕事は本来楽しいもの
ーー今もすごく楽しそうに話されていますよね。
川浦社長:もう毎日遊んでいるような感覚があります。仕事は楽しいものだってもっとみんなに分かってほしい。何かさせられるのではなくて自分から何かする。その環境を用意するのがうちの会社であって、その楽しみ方を伝えてあげたいという感じですね。
ーーやりたいことがはっきりしない人もいると思うんですよね。そういう時には「店長になる」のような、手が届きそうな目標を追いかけるのが1つの方法ですか?
川浦社長:それか、もし夢がないんであれば、共感した夢に乗っかるのも1つだと思います。「それ楽しそう」みたいな。その夢に本気で乗っかってみてほしいと思います。その中で自分が何か役に立っていることを研ぎ澄ましていくもの面白い”遊び”だと思います。
仕事苦しいって思ってる若い子がいるのは、多分周りに夢を見てる大人が少ないからで、その子たちのせいじゃないと思うんですよ。「たんか毎日楽しそうやな、このおっさん」みたいな、そんな人が近くにおればなりたいってなると思います。
全部その子のせいじゃなくて、僕ら大人の責任があって。環境だったり、それこそ学校の先生だったり。どんな夢や目標を持って先生が子供だちに教えているのか?って、そう思ったときにやっぱり楽しそうに教えている先生がいたという記憶がない。
ーーだからこそ、給料面は最低ラインとして、存在の在り方を川浦社長は大事にされていらっしゃるんですね。
川浦社長:そうですね。例えばうちでは月9日休みあるんですよ。有給取得率も8割あって、全員強制的に8割以上は取ってもらっています。そういった最低限の保証をした上で、在り方っていうのを大事にしています。
自分にしかできないことは絶対ある
ーー最後に学生へ向けたメッセージをお願いします。
川浦社長:人と比べる必要は僕はないと思います。自分自身が自分自身に生まれてきた意味が絶対にあるし、その人じゃないとできないことって絶対あるんで。今後自分なんてとか、私の点数も低いしとかいろんなこと考えると思うんですけど、そんなこと全く気にする必要なくて。それをいつ見つかるかっていうのは分かんないですよ、でも自分しかできへんことって絶対にあるんで。
それを早く見つけられるかもしれない方法の1つとして、何か自分にできること、何かの役に立つこと、っていうのを決めるといいかもしれないですね。
以上、川浦社長のインタビューでした。
ご自身の考えやbeleefの在り方を深いところまでお話ししていただきました。
私も自分にしかできないことを見つけられるよう”自分との約束”を守るようにしてみます。
学生さんや将来悩んでいる方はぜひご参考ください。
川浦社長、ご協力いただきありがとうございました!
サロン情報 | |
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◎会社名 | 株式会社beleef |
◎サロン所在地 | 大阪梅田/吹田/京橋/枚方/寝屋川/守口 |
◎HP | https://beleef.info/ |
【株式会社beleef 川浦文彦社長 第一弾】
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